本文へ進みます
先輩社員の仕事
PROJECT STORY

ヤマハ発動機の生産現場を支える

天野 美早紀

No Found

Q.これまでの業務内容について教えてください。

私が所属するスマートファクトリー推進部では、世界中のヤマハ発動機グループの生産現場で使用するシステムを構築し、ものづくりのサポートを行う業務を担当しています。導入拠点は日本だけでなく、インドやタイ、台湾といった海外の生産現場にもシステムを導入しています。また、世間でも話題になっているIoT活動についても、ヤマハ発動機と共に協力しながら推進しています。
その中でも私は、MES領域のシステム構築を担当しています。ヤマハ発動機の全ての生産現場の情報をつなげてリアルタイムにデータ表示・分析を行い、今まで以上に効率的に品質の高いものづくりができるようにサポートを行う中で、さらに新しい価値の提案も行っています。
※MES・・・生産現場で製造工程の状態の把握や管理、作業者への指示や支援などを行うシステム

Q.苦労した点はどんな所ですか?

生産現場に関わる業務は実際の現場作業だけでなく、ものを作る順番を指示したり、製品の品質をチェックしたり、設備の異常を監視するなど様々です。それら全ての業務を阻害することなく、運用に一番適用したシステムを構築する必要があるので非常に大変です。時にはシステムの導入が間近に迫った段階で運用に適さない箇所が発覚し、システムを改訂することもあります。しかし、たくさんの現場を自分の目で見たり、業務を行うユーザから直接話を聞いて運用をイメージしながら形にしたシステムが、実際に工場で使用されているのを見ると非常にやりがいを感じます。自分の知識や技術・アイディアが足りない時にはチームメンバーやユーザと協力しながら考え、新しいものを作り上げた時には「頑張ってきて良かった!」と強く感じます。

not found

Q.どのような事を心がけていましたか?

not found

私達の作るシステムは生産現場で使用されることから、システム不具合を起こすと生産に直結することも多く、運用に適さないシステムを作ってしまうと生産効率が落ちたり、そもそも生産することができないといった状況を招いてしまう可能性があります。
そのため、システムを作る時にはユーザ業務をしっかりと理解することが非常に重要です。実際に運用することはできませんが、何がしたいのかやそれをするためには何がベストなのかを、ユーザ視点から常に考えることを意識しています。そうすることで、こちらから新しい提案を行うこともできます。「SEだから運用は分からない」というのではなく、常に「ユーザよりも運用を深く理解しよう」という気持ちを大切にしています。

Q.最後に、今後どのように成長していきたいか教えてください。

「ユーザーと共により良い業務を考え、期待を超えるシステムを提供することができるシステムエンジニア」になりたいと思っています。
そのためには、周囲の人と協力して仕事を行う「人を巻き込む力」、将来的なヤマハ発動機のメリットを見つける「先を見据える力」、付加価値のある提案を行う「提案力」を身につけていきたいです。また自分自身の力だけでなく、より良い業務・システムを作るためには、ユーザとの信頼関係が非常に重要となると思います。そのため、どんな小さなことでも真摯にユーザに対応する真摯さも忘れず、成長していきたいと思います。

ページ
先頭へ